『孤狼の血』登場人物【小説】 (著者:柚月裕子 )


ストロベリーナイト 368.jpg
PR 柚月裕子の作品はコチラ PR 役所広司の作品はコチラ



【呉原東署】関係者
(画像は、イメージですので、予めご了承ください。)


1 登場人物.jpg

大上章吾
刑事二課・暴力班捜査係主任(巡査部長)。通称”ガミさん” ベージュのパナマ帽がトレードマークで日岡の直属の上司。好きな煙草の銘柄はショートピース。

出勤するのはいつも昼近くで朝から机にいることは滅多になく、週の半分は志乃で酒を飲むのが日課。

県警内部、凄腕のマルボ暴刑事として有名な人物。暴力団絡みの事件を多数解決し、警察庁長官賞をはじめとする 警察表彰を何度も受けている。百回にも及ぶ受賞歴では現役トップ。  輝かしい経歴の反面、誉められない処分歴も数多く持っており、受賞歴もトップだが訓戒処分も現役ワーストだという噂がある。

十八年前、大上が二十八歳のときに、妻の清子(当時二十四歳)、子供(当時一歳)を、トラックのひき逃げ事故で亡くす。

満州生まれで、終戦後、母親と姉の三人で日本に引き揚げてきた。 中学時代から、柔道で鳴らし、卒業後は、当時、不良グループの巣窟と言われた広島北高校に入学する。 高校でも柔道部に籍を置き、度胸と腕っ節の強さで、近隣では知らぬ者がない不良学生になったが 大上は群れることを嫌い、番長グループとは一線を画して、常に一匹狼として行動していた。 高校三年生の時に、柔道部の顧問に勧められて警察官を志す。


日岡秀一
刑事二課・暴力班捜査係(大上班)。巡査。二十五歳。広島大学卒。警察官拝命後、広島市内の交番勤務を一年。機動隊を二年勤めあげ。当時の機動隊の上司の推薦で呉原東署の刑事課に配属される。

刑事なって初めての配属先が二課の暴力関係、それも抗争事件が頻発する呉原市管内というのは、異例の人事であるが それは呉原東署の刑事がひとり急に依願退職し、人員に穴が開いたためであった。

中学、高校、大学と松濤館流空手を学び、三段の腕前。


斎宮正成
刑事二課課長。


友竹啓二
刑事二課・暴力班捜査係係長。警部補。 ほとんど酒を嗜まない。


唐津
刑事二課・暴力班捜査係(大上班)。二課歴五年の巡査長。四十歳。 ヘビースモーカーであるため、二十四時間体制の張り込みが苦手。 酒癖が悪い。事件当初は、呉原金融の見張りを担当。


高塚
刑事二課・暴力班捜査係(大上班)。二十七歳。 去年結婚したばかりの新婚。 酒癖が悪い。事件当初は、呉原金融の見張りを担当。


柴浦
刑事二課・暴力班捜査係(大上班)。二課歴五年の巡査長。三十六歳。体育会系。

子供の頃に、喘息を経験したためタバコは吸わない。健康意識が高く、机の引き出しには愛用している健康食品がいくつもしまわれている。 外食ばかりだと野菜不足になるからと、妻の手作り弁当を持参している。

事件当初は、呉原金融の洗い出しを担当。


瀬内
刑事二課・暴力班捜査係(大上班)。 柴浦の同期で二課歴二年。

知能犯係に警察学校に同僚がおり、知能犯係との関係は良好。 署内でも有名な恐妻家。妻と七歳の娘の三人暮らし。

事件当初は、呉原金融の洗い出しを担当。


土井秀雄
刑事二課・暴力班捜査係主任(土井班)。巡査部長。 県警四課時代に仁正会を担当しており、仁正会系列の五十子会、さらに五十子会傘下の加古田組にも顔が広い。 加古田組の組内にエスを飼っているという噂もある。 大上とは反りが合わない。


栗田
刑事二課・暴力班捜査係(土井班)。巡査部長。 巡査長。土井の部下。五分刈りの頭をしたいかつい男。 二課歴は二十年ほどになり、長い間極道と渡り合っており、ヤクザを落とすことにかけては、大上に引けを取らないほど優れている。


神原
呉原東署副署長。


毛利克志
呉原東署署長。キャリアの警視正。三十代半ば。就任以来、陰では”若様”と呼ばれきた。それが縮まって、現在は”若”と呼ばれている。

このところ、東署管内で事件が立て続けに起こり、捜査費用が嵩むことに頭を痛めている。



『孤狼の血』

| ▪『感想』 >> | ▪『あらすじ』>> | ▪『書籍情報』>>
1 黒_edited-2.jpg
ー▲直前のページに戻るー



【広島県警】関係者
(画像は、イメージですので、予めご了承ください。)


1 登場人物.jpg

嵯峨大輔
監察官。警視。日岡の機動隊時代の上司。感情がすぐ顔に出る男。


岩本恒夫
副本部長。警視長。


陣内博之
県捜査一課長。 上早稲殺人事件の陣頭指揮をとる。



『孤狼の血』

| ▪『感想』 >> | ▪『あらすじ』>> | ▪『書籍情報』>>
1 黒_edited-2.jpg
ー▲直前のページに戻るー



【尾谷組】関係者
(画像は、イメージですので、予めご了承ください。)


1 登場人物.jpg

【尾谷組】 1 黒_edited-2.jpg
呉原で戦後まもなく立ち上がった老舗の博徒。 組員五十名ほどの小さな組織だが、組長である尾谷憲次の名は、全国に轟いている。 構成員は少ないが少数精鋭で、上から下まで腹を括っている。義を重んじる 尾谷憲次の意志を継ぐ者だけが盃をもらえる。

1 黒_edited-2.jpg
尾谷憲次
尾谷組組長。六十八歳。殺人教唆の罪で懲役八年の実刑をくらい鳥取刑務所に服役中。

風雪に耐えた古仏を思わせる風貌は、徒ならぬ威厳を放っており、眉は太く、眼光が鋭い。 深く刻まれた皺と真一文字に結ばれた唇は、強靭な意志を感じさせる。 穏やかな口調と物腰からは、昔、腹にダイナマイトを巻き付けて敵陣に乗り込んだ男の壮絶さは感じさせない。


一ノ瀬守孝
尾谷組若頭。三十三歳。 短髪で角刈り。特徴のある低いバリトンの声をしているが、煙草の吸いすぎでかなりかすれている。身体からにじみ出る落ち着きだけを見れば、四十代の壮年にも見えるが、張りのある筋肉は、服の上からも見て取れる。 眉は太く、目には精気が漲っている。三十代半だが、いずれ跡目を継ぐナンバーツーの若頭としては、かなり若い。

大上とは、敵対するべき刑事とヤクザの関係にはとても見えず、互いに心を開いて信頼し合っている間柄。

十四年前、当時の若頭・賽本友保が殺害された報復として五十子会の金村が殺害された際、当時、十九歳だった一ノ瀬はヒットマンとして疑われるが、大上によって無実が立証される。


矢島隆弘
尾谷組の古参幹部の一人。第三次広島抗争事件の折、五十子会幹部を銃撃。懲役十二年の実刑を喰らい、二年前に出所する。 薄く剃った眉を触覚のように尖らせている。


備前芳樹
尾谷組の古参幹部の一人。 備前の方が矢島より組員歴が長く、歳も三歳上。 赤石通りでも一、二を争う高級クラブ「シャレ」を経営する。 備前のシノギが揉めたことが発端となり、自宅に銃弾を撃ち込まれる。


笹本
尾谷組構成員。備前芳樹の舎弟。報復発砲事件の犯人として警察に自首する。


関谷
尾谷組構成員。備前芳樹の舎弟。報復発砲事件の犯人として警察に自首する。


立入郷太
尾谷組幹部。 深夜、幹部の永谷恭二 と飲み屋街をうろついている際に、五十子組の吉原と、その舎弟、長瀬の両名と出くわし、 肩が触れた触れないというほんの些細なことがきっかけになり、路上で口論となり、酔った勢いで喧嘩に発展する。


永谷恭二
尾谷組構成員。坊主頭。二十八歳。 深夜、幹部の立入郷太と飲み屋街をうろついている際に、五十子組の吉原と、その舎弟、長瀬の両名と出くわし、 肩が触れた触れないというほんの些細なことがきっかけになり、路上で口論となり、酔った勢いで喧嘩に発展し、 吉原に発砲する。


柳田孝
尾谷組準構成員。 金髪のリーゼント頭の色白のいい男。赤石通りのリコのママの彼氏。 自分の女に難癖をつける加古村組の総領琢也と言い争いになり、店を出たところで暴漢に刃物で腹部を刺され死亡する。


野津芳夫
尾谷憲次の舎弟。六十代半ば。現在は引退しており、 十五年前に堅気になり、県北の郷里の次原で酪農を営んでいる。 抗争にかかる資金の手助けを申し出、見舞金と称して五百万を用立てる。


賽本友保
十四年前の尾谷組の若頭。五十子会の組員、高木浩介によって射殺された。 表向きの動機は、バーで顔を殴られたことに腹を立てての犯行だったが、当時、尾谷組と五十子組は 暴力団関係者の間では縄張りを巡って一触触発の空気が漂っており、五十子組が先制攻撃で、敵の司令塔を狙ったものだと目されている。


山内卓也
元尾谷組組員。十一年前に侠路に背く行為があり破門される。 八年前に米子で起きた横田組組長殺害事件のヒットマンの一人。 警察の誘導尋問に引っ掛かり、尾谷憲次の名を供述する。



『孤狼の血』

| ▪『感想』 >> | ▪『あらすじ』>> | ▪『書籍情報』>>
1 黒_edited-2.jpg
ー▲直前のページに戻るー






【加古村組】関係者
(画像は、イメージですので、予めご了承ください。)


1 登場人物.jpg

【加古村組】 1 黒_edited-2.jpg
八年前に呉原市で立ち上がった新興組織。組員およそ四十名。 組長の加古村猛が愚連隊あがりのため荒くれ者が多い。 主な資金源は、覚せい剤と闇金融で、老舗の暖簾からは、クスリ屋とか金貸しだのと陰口を叩かれている。 組長の加古村猛が五十子会の若頭、浅沼真治と兄弟分の盃を交わしており、実質的には、五十子会の傘下にある。

1 黒_edited-2.jpg
加古村猛
加古村組組長。愚連隊あがり。五十子会の若頭、浅沼真治と兄弟分の盃を交わしている。


野崎康介
加古村組若頭。細面の顔に飴色のフレームの眼鏡をかけ、髪をポマードで後ろに撫でつけている。 ピンストライプのスーツに細めのネクタイを締め、まるで芸能界のマネージャー崩れと いった風情をしている。

多島港にある海南商事というフロント企業を経営しており、 不動産から漁港の倉庫まで、金になりそうなものには手あたり次第に首を突っ込んでいる。

呉原金融取締役社長の福井佐吉の姪と結婚しており、縁戚関係にある。福井は名義貸ししているにすぎず、呉原金融を実際に仕切っているのは野崎である。


和山靖
加古村組の幹部。 尾谷組の備前の経営する赤石通りでも一、二を争う高級クラブ「シャレ」の那美という名のナンバーワンホステスを引き抜く。


久保忠
加古村組構成員。通称”クボチュウ”。三十代半ば。シャブと女でメシを喰う三下。 口髭を生やし、髪は短く刈り上げており、いかにもヒモといった風情をしている。

上早稲二郎が広島刑務所に服役していた当時、覚せい剤所持で逮捕されており同じ広島刑務所に服役していた。


吉田滋
加古村組構成員。三十代後半。ハーフを思わせる彫りの深い顔立ちをしており、整髪料で固めた髪をオールバックにしている。 パチンコ日の丸の景品買いをシノギにしており、日の丸に出入りしていた苗代とよくつるんでいた。 晶子に気があり、そのことを大上に利用される。


苗代広行
加古村組構成員。野崎の舎弟。 三十前後。 加古村組で喧嘩が一番強いと言われており、 呉原では素手喧嘩で三本の指に入ると言われている。

上早稲二郎の拉致に関わっている。


横山将太
加古村組構成員。 上早稲二郎の拉致に関わっている。


今村明敏
加古村組構成員。 上早稲二郎の拉致に関わっている。


大山克己
加古村組構成員。最近、バッジをもらったばかりのチンピラ。


渡瀬拓
尾谷組構成員。行方不明になった上早稲二郎の広島東西信用金庫時代の同僚である矢本隆行につきまとい、上早稲二郎の行方をしつこく訪ね、暴行容疑で逮捕される。


総領琢也
尾谷組構成員。赤石通りのリコのママに絡み、尾谷組の柳田崇と言い合いになる。



『孤狼の血』

| ▪『感想』 >> | ▪『あらすじ』>> | ▪『書籍情報』>>
1 黒_edited-2.jpg
ー▲直前のページに戻るー



【呉原金融】関係者
(画像は、イメージですので、予めご了承ください。)


1 登場人物.jpg

【呉原金融】 1 黒_edited-2.jpg
加古村組が経営に関与しているフロント企業。保証人を必要とせず、多重債務者でも誰でも金が借りられるが、十日で一割のトイチ、 三割のトサンといった法外な利息がつく。

わざと完済させず、利息の一部だけを払わせて、客が破産するまで追い込む。上得意の客には法定金利に収まる範囲で貸すが、それも 最初のうちだけで、徐々に体力を弱らせて金利を上げ、最終的には骨までしゃぶり尽くす。元金を回収できなくても、客が飛ぶころには利子だけですでに、貸金の五倍も十倍も利益をあげている。

記録が残ることを恐れ、銀行口座を持たず、すべて現金決済を行っている。

1 黒_edited-2.jpg
上早稲二郎
呉原金融経理係。三カ月前から家財道具を置きっぱなしにして、夜逃げ同然で姿を消す。

三十三歳。未婚。本籍地は広島市。 子供のころから、人を疑うことを知らない男で、中学や高校のころから、同級生に上手いこと乗せられて 万引きや使いぱしりをやらされていた。 地元の上丘商業高校卒業後、広島東西信用金庫に就職するも五年で首になる。ギャンブル好きで勤務態度も悪く、 服務規律違反で退職を勧告される。信用金庫を辞めたあと、マルチ商法に加担し経理を担当したが、会社が 摘発されて逮捕される。呉原金融には、二年の勤めを終えて出所したあと就職している。


福井佐吉
呉原金融取締役社長。 広島仁正会会長。綿船幸助の元舎弟で、年齢は五十五歳。十年前に上納金の問題で綿船の勘気に触れ、 破門された元綿船組幹部。いまは引退し、いまは加古村組の裏の相談役に収まっている。 加古田組の若頭である野崎とは、福井の姪と結婚して縁戚関係にあたる。 福井は名義貸ししているにすぎず、呉原金融を実際に仕切っているのは野崎である。


磯貝孝次郎
呉原金融に出資している金主。地元老舗造り酒屋、名田酒造の社長。六十三歳。



『孤狼の血』

| ▪『感想』 >> | ▪『あらすじ』>> | ▪『書籍情報』>>
1 黒_edited-2.jpg
ー▲直前のページに戻るー



【五十子会】関係者
(画像は、イメージですので、予めご了承ください。)


1 登場人物.jpg

【五十子会】 1 黒_edited-2.jpg
尾谷組と同じく古くから 呉原に暖簾を掲げるヤクザ組織。構成員は百名を下らない呉原最大の暴力団。尾谷組とは港湾荷役の利権や縄張りを巡って、過去に何度も抗争を繰り返している。 長きにわたった諍いは、今から十三年前の第三次広島抗争終結に伴い手打ちになったが、積年の遺恨は、今でも熾火のようにくすぶり続けている。

1 黒_edited-2.jpg
五十子正平
五十子会組長。 口髭を生やしており、大きくせり出した腹をしている。六十代半ば。 戦後の混乱期、笠原に根を張る博徒・井伊塚茂の盃を貰い、暴力世界に身を投じた五十子は 権謀術数に長け、めきめき頭角を現して一家を成した。武闘派として鳴らし、尾谷憲治率いる尾谷組と 二度にわたる抗争事件を引き起こしている。その豊富な資金にものを言わせ、広島仁正会の副会長に 納まるなど、呉原市最大の暴力団として君臨している。

広島仁正会の前身である綿船組とは、かつて敵対した仲だが、明石組に近い宿敵、尾谷憲治に対抗するため、面子を捨てて仁正会に馳せ参じた経緯があり、 腹の中ではなにを考えているのかわからない。会長を追い落とし二代目の椅子を狙っているとの、もっぱらの噂。


浅沼真治
五十子会の若頭、五十代前半だが、頭髪を剃り上げた額には、割れたような縦皺が何本も刻まれている。 眉毛を剃り落とした顔は凶悪そのものに見える。 加古村組の組長である加古村猛とは兄弟分で五分の盃を交わした間柄。


吉原圭輔
五十子会構成員。 深夜、舎弟の長瀬と飲み屋街をうろついている際に、尾谷組幹部の立入郷太、永川恭二の両名と出くわし、 肩が触れた触れないというほんの些細なことがきっかけになり、路上で口論となり、酔った勢いで喧嘩に発展し、 永川に発砲される。


金村安則
十四年前の五十子会の若頭。当時、尾谷組若頭であった賽本友保が死亡した三カ月後に何者かに殺害され広島市内の墓地で発見される。 胸部を鋭利な刃物で刺されたことによる失血死だった。

賽本友保殺害の絵図を描いたと目されている。自分が惚れていた女性が、賽本の女房になったため、賽本に恨みを抱いており、お互い、不良時代から反りが合わなかった。


高木浩介
五十子会構成員。十四年前、バーで居合わせた松尾組の賽本友保と口論になり、顔を殴られた腹いせに賽本を射殺する。 当時、盃をもらって半年もたたないチンピラであり、警察は鉄砲玉として利用されたと推測している。



『孤狼の血』

| ▪『感想』 >> | ▪『あらすじ』>> | ▪『書籍情報』>>
1 黒_edited-2.jpg
ー▲直前のページに戻るー



【仁正会】関係者
(画像は、イメージですので、予めご了承ください。)


1 登場人物.jpg

【仁正会】 1 黒_edited-2.jpg
日本最大の暴力団。神戸明石組と、同じく神戸に本拠を置くライバル・神風会の代理戦争と言われた第二次広島抗争事件の折、 神風会の系列である綿船組が、明石組と対抗するため広島ヤクザが大同団結してできた。構成員は六百人を数える。

1 黒_edited-2.jpg
綿船幸助
仁正会会長。 旧・綿船組の組長。


溝口明
仁正会理事長。 旧・綿船組の若頭。


笹貫幸太郎
仁正会本部長。旧・綿船組五人衆のひとり。理事長の溝口とは昔から反りが合わず、幹部会でも距離を置き、 冷ややかな態度をとり続けている。


瀧井銀次
仁正会幹事長。仁正会のナンバーフォー。瀧井組組長。古くから広島市に本拠を置く旧・綿船組幹部で綿船組五人衆のひとりと謳われた武闘派ヤクザ。 構成員は約八十名。仁正会の中では三番目の勢力を誇っている。

恐妻家。大上とは高校からの旧友で”章ちゃん””チャンギン”と呼び合う間柄。


瀧井洋子
瀧井銀次の妻で、銀次の浮気癖に手を焼いている。気性は荒いが大上の言葉にだけは耳を傾ける。それは互いの苦労を知った、同士としての 信頼があるからだと思われる。


佐川義則
瀧井組若頭。瀧井の右腕で、組織の切り盛りから瀧井のプライベートの世話までこなしている。 瀧井の浮気が洋子にバレるたびに 、血相を変えて大上に助けを求めている。



『孤狼の血』

| ▪『感想』 >> | ▪『あらすじ』>> | ▪『書籍情報』>>
1 黒_edited-2.jpg
ー▲直前のページに戻るー



【その他】
(画像は、イメージですので、予めご了承ください。)


1 登場人物.jpg

晶子
大上が行きつけの「小料理や 志乃」の女将。 四十五歳。十四年前に亭主を亡くしている。


高木里佳子
クラブ「リコ」のママ。 三十三歳。尾谷組の柳田崇とは半同棲状態にあり、事実上の内縁関係にある。


高坂隆文
安芸新聞社。報道次長。 十四年前の金村の殺人事件を嗅ぎまわっている。

広島県警の裏金問題を調査したために三年間。島根の壱岐に左遷されていた。 昔は、抜きの高坂と呼ばれ、特ダネで他社を抜きまくっていたが、最近は、特オチの高坂と呼ばれている。


上早稲潤子
上早稲二郎の妹 三十一歳。広島市上岡町在住。勤務先は美容室ソア。独身。

稲二郎が出所以来、疎遠になっていた。叔父の葬儀の際に、稲二郎を連絡を入れるが、全然電話がつながらないため、不審に思い、稲二郎のアパートを訪ねたところ失踪していることを知る。

平板な顔のなかにこぢんまりと納まっている小さな目鼻や、気弱に見える眉の下がり具合が兄を彷彿させる。 身だしなみには気を使っているようだが、地味な顔の造りと乏しい表情のせいで華やかな出で立ちなのに 寂しげな印象を受ける。


廣瀬典久
呉原金融の餌食になった市内の金属加工業者。 「東金工業」という会社を経営していたが、二度に渡る不渡りを出して倒産し、首吊り自殺して死亡。

会社は呉原金融が音頭を取って整理されたが、一般の債権者には雀の涙で強引に承諾させ、大半は加古村に押さえられる。


服部
上早稲二郎が潜伏していた流通りにある「香月」という名の連れ込み旅館の番頭。五十代後半。薄くなった頭頂部を隠すようにポマードで固めている。 防犯カメラのテープを任意提出する。


那美
尾谷組の備前が経営する赤石通りでも一、二を争う高級クラブ「シャレ」 に勤めて半年ほどの新入りホステス。二十一歳という若さと艶っぽい顔立ちで、あっという間に ナンバーワンにのし上がった売れっ子。 加古村組の和山靖に引き抜かれる。


善田新輔
五十五歳。バツイチのヤモメ。多島港で新善丸という名の小型漁船で近海漁をしている。 加古村が扱っている覚醒剤の密輸を請け負っている。


木村薫
新善丸の乗組員。善田新輔の甥。苗代の小学生時代の同級生。


中居智也
新善丸の乗組員。


吉田カツ
大上の檀家。加古村組事務所が入っている雑居ビルから、大通りを隔てた向かいにある 「吉田たばこ屋」を経営する老女。八十近くで腰が曲がっている。 孫のシンジは五十子会の準構成員であるが、カツは、そのことを知らない。


高城秀子
大上の姉。六歳上で 大上が任官した年に、東北の地へと嫁いでいる。



『孤狼の血』

| ▪『感想』 >> | ▪『あらすじ』>> | ▪『書籍情報』>>
1 黒_edited-2.jpg
ー▲直前のページに戻るー



【参考】 1 黒_edited-2.jpg
『柚月裕子『孤狼の血』特設サイト』

『映画『孤狼の血』公式サイト』

『Wikipedia』




© 2019 neji.